角栓を発掘しよう!

てなわけで、今回は角栓の話。
よくテレビのコマーシャルで目にする「角栓」、コマーシャルではイラストでしか見ることができない悪者?の角栓。
本当は多分必要な存在なんだろうけどね、自分のような脂性の頭皮の持ち主には、あまりいい印象はないのだ。


いい悪いは専門家に任せておいて、素人探検隊は角栓探しにいざ出陣!!

と・その前に我が額、以前は頭皮と呼ばれていた地帯は既に「おでこ軍団」に制覇され、荒れ野原と化している。
この現実を見ていただきたい。細かい産毛が残るだけで髪と呼ばれる者は既にいない。


カメラでそのまま見るとこんな感じ




そのままちょっと上に・・・、こんな感じ、薄いなぁ




でもって頭頂部は河童のお皿状態だ。




さて、こんな状況下での生え際の拡大写真はお寒い限りで、まったくもって寂しいなぁ。
以下のマイクロスコープでの撮影上下寸法は約1.5mm位だったと思う。



この荒れ野原の果てには、まだ毛と認知される者達が生き延びているので、何とかして助けてやりたい。
では頭皮と呼ばれる地帯に行ってみよう、ここにはまだまだ髪がフサフサ?とりあえず残っているのだが、その根元には角栓がこびりついている。
こいつを発掘するためにマイクロバキュームホースを作ったのだが、画面サイズからも判るように極微細な管で、しかも撮影を考えるととても無理。
ならばと、小型のマニュピレーターを作った。
髪の毛の太さが平均して0.1mm位だから表面仕上げの荒さは勘弁してほしい。

で・どうすれば角栓を採取できるのか?
このマニュピレーターで髪を両サイドから押さえてやる、すると角栓が我慢しきれずに「プリッ」っと飛び出て来るって仕組み。
ここで採取した角栓をオイルの項で実験した。





判りづらいが、特製マニュピレーターの中心に角栓を見る事ができるだろうか?
髪の毛(産毛か?)の左側の丸いクレーターのようなものがそれだ。
(ちなみにマニュピレータの開口寸法は多分0.5mm程度)




こいつを周りからウリッと押さえてやると、角栓が参った!!と飛び出してくるのだ。




こいつ、けっこう丈夫な体をしていてちょっと位つまんでも大丈夫。




ってことで、ちょいと引っ張ってみるぞ。




スッポンと飛びだしてきた角栓、こんなのが不毛地帯にうじゃうじゃ埋没しているのだ。
因みに、写真では確認できないが、この角栓が抜けた穴には産毛が顔を出していた。
体力があれば外に出てこられるのに可愛そうだ。



この角栓を掃除機のような物でブリブリブリーーーって吸い取ってみたら気持ちいいだろうねーーー。
掃除機の先に直径1cmほどのパイプを付けて吸い取ってみたが、頭皮が真っ赤になっただけで全然取れていなかった。
時間があったらもうちょっとビジュアル的に面白い映像に挑戦します。
この作業を映したムービーがあるのだがサイズが大きすぎる。
たぶんそのうちに編集して公開しますが見て後悔しないように。