ミカン皮酒の実験


自分の毛髪が寂しくなった当時、ミカンの皮にはリモネンが含まれていて、これが発毛や頭皮環境に対して有効である、と言う記事やテレビ番組を当時よくみかけた。
藁にもすがる思いで試してみた。

ミカンの皮表面のブツブツにリモネンが多く含まれるとの事、しかもオレンジがもっとも多いらしいのスーパーで大量に買ってきた。

材料
オレンジ  20個(皮だけ使用)
清酒    1L

台所用洗剤で表面をきれいに洗浄、輪切りにして中身はジュース、お椀型に残った皮の内側の白いところをスプーンできれいに削る。
ヘタは毒だから取り去るんだって、へーー毒なんだ・・・、まともかく それを適当な大きさに切ってから煮沸したガラス容器入れて清酒を注ぐ。蓋をして2週間位から髪がモジャモジャ生える魔法の液体が完成?らしい

毎日眺めてはムフフと自分の頭の将来を想像してみる・・・・

待ちきれず、数日ならあまり変わらないだろうと入浴前に試してみる。
スポイドで頭皮の工事箇所にまんべんなくつけてマッサージしてみる。
なんかちょっとヒンヤリして気持ちいい、いいじゃん香りも良くて第一印象は二重丸だな。
一時間くらい放置した後にシャンプーしてみる、お湯が熱かったのか、ちょいとピリピリする。
仕事に行くのに酒臭くてはダメなので朝はシャンプーして荒い流す、以前よりフケの量がかなり増えた感じだ。

そんなこんなで、他人に自慢しつつも我が頭皮は3-4日の後の事、炎天下にさらされたまま屋外で仕事をすることに・・・・
その晩、いつものようにマッサージするも、何だか様子が変、いつもより刺激が強すぎるなぁと思いつつもシャワーを使ったその時。
頭を蜂にでも刺されたのかと思うほどの激痛。
えーーーん、後日調べたら紫外線で化学変化を起こしたりシミができたりすることがあるって書き込みを発見、しかもオイラ、帽子も被らずに屋外で作業してたもんなぁ・・・、普通の人だったらフサフサの髪の毛が心地よい日陰を作ってくれるのにね、この頭ではもろ日焼けって事だわなぁ。
それにしても痛かった、今はその記憶しかない。
その後、直射日光には注意してマッサージを繰り返したが、抜け毛の量は増えるし一ヶ月たっても全く効果なし、
この1リットルの酒、どうしよう?捨てるのももったいないので飲んでみたが、とても飲み物じゃない、結局下水道に直行だった。

他のサイトと比較しつつ、この記事を書いていて気がついたのだが、頭皮をきれいにしてからつけるらしい。
そーなの?数時間後には頭がネトネトになってしまって気持ち悪いんだけどなぁ。みんなは枕にタオルでも巻いて寝てるのだろうか?

いずれにしても私には、このオレンジ皮酒は合わなかった。

知り合いも同じ事をやっていた、彼は抜け毛が止まったらしいが、佐野後の報告は受けていない。

撃沈 その一、完